2026年8月8日土曜日

私が影響を受けたCGクリエイター「森田さん」

私が大きな影響を受けた人物の一人が、森田さんです。

これは今から約25年前、2000年頃の話になります。当時、私は森田さんが制作した3DCGを毎日のように見て研究していました。ただ眺めるだけではなく、「どうやって作っているのだろう」と考えながら、何度も作品を見返していたことを覚えています。

森田さんは、私と同じCAD系の3DCGソフトを使って作品を制作していたプロのクリエイターです。私は勝手に「先輩」のような存在だと思っていました。

森田さんの作品を見たことで、私は建築や工業デザインのような無機質で美しい造形にも強く興味を持つようになりました。作品そのものだけでなく、そのデザインセンスや空気感からも多くを学んだと思います。

今回掲載した作品は、おそらく約30年前に制作されたものです。

今の目で見ると、最新の3DCGと比べて技術的な違いはあります。しかし、当時の制作環境を知っている人なら、その凄さがよく分かるはずです。

30年前は、日本でも3DCGはまだゲームで少し使われ始めた程度の時代でした。本格的なポリゴンゲームが一般的になる前で、現在のようにリアルタイムで高品質な映像を表示できる環境ではありません。

レンダリングも非常に時間がかかり、高品質な静止画を1枚仕上げるだけで何日もコンピューターを動かし続けることも珍しくありませんでした。

そんな時代に、ここまで完成度の高い作品を作り上げていた森田さんは、本当に先駆者だったと思います。

私は森田さんとはメールで何度もやり取りをさせていただきました。同じソフトを使っていたこともあり、制作方法やソフトの情報交換をする機会もありました。実際にお会いしたのは一度だけですが、その交流は私にとってとても貴重な経験でした。

もちろん、現在の3DCG技術は当時とは比べものにならないほど進化しています。ハードウェアの性能も、ソフトウェアの機能も、制作環境もまったく別世界です。

それでも、限られた環境の中でこれほど完成度の高い作品を生み出していた30年前のクリエイターたちには、今見ても学ぶべきものがたくさんあります。

私にとって森田さんは、3DCGという世界の面白さを教えてくれた、大切な存在の一人です。

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