何か新しいことを始めると、「できるだけ早く上達したい」と思うものです。
だから、多くの人は学校へ通ったり、先生から教えてもらったりします。やはり、経験者から直接学ぶのは上達への近道です。
一方で、独学はどうしても時間がかかります。私自身も独学でいろいろ学んできたので、その大変さはよくわかります。
でも、最近思ったことがあります。
それは、上達するために一番大切なのは、毎日やることよりも「続けること」ではないかということです。
もちろん、毎日練習できれば上達は早くなります。毎日続けることで集中力も身につき、感覚も途切れません。
しかし、毎日やろうとして途中で挫折してしまったら、それで終わりです。
それなら、たとえ週に1回でも、何年も続けた人のほうが、最終的には大きく成長するのではないでしょうか。
上達のスピードは遅くても、継続していれば確実に前へ進みます。
これは、まるで「ウサギとカメ」の話のようです。
ウサギは速く走れますが、途中で休んでしまいました。一方、カメは遅くても一歩ずつ歩き続け、最後にはゴールへたどり着きました。
人生や仕事、趣味の上達も同じようなものだと思います。
速く進むことよりも、止まらずに続けることのほうが、結果的には強いのです。
学校に行けば成功するわけではない
以前、デザイン専門学校を卒業した人からこんな話を聞きました。
クラスの中で実際にデザイン関係の仕事に就いたのは、たった2人だけだったそうです。
その人自身はWebデザイナーになり、もう一人もデザイン業界へ進みました。しかし、それ以外の人はまったく違う職業に就いたそうです。
私は、この話は特別なことではないと思っています。
専門学校を卒業したからといって、全員がその業界へ進むわけではありません。
もちろん、学校で学ぶことには大きな意味がありますし、就職でも有利になることがあります。
しかし、最終的に評価されるのは、やはり自分が作った作品です。
私自身は学校で専門的に学んだわけではなく、独学でした。
それでも、これまで作ってきた3DCGやWebデザインなどの作品を見てもらい、それが評価されて採用していただきました。
結局は、学歴よりも「何を作れるか」が重要だったのです。
才能はある。でも、それだけではない
「才能は関係あるのか」と聞かれると、私は「あると思う」と答えます。
私の知る限り、絵がとても上手な人は、子どもの頃からすでに上手でした。
特別な教育を受けていなくても、小学生の頃から他の子より明らかに絵が上手な人はいます。
私自身も、子どもの頃から絵を描くのは得意でした。
そう考えると、絵にはある程度の才能が関係しているのかもしれません。
ただ、才能だけでは十分ではありません。
才能があっても努力しなければ伸びませんし、逆に飛び抜けた才能がなくても、長く続けることで大きく成長する人もいます。
結局、才能を活かせるかどうかは、その後の努力と継続にかかっているのだと思います。
続ける人が最後に強くなる
何かを始めると、どうしても「早く結果を出したい」と焦ってしまいます。
でも、本当に大切なのは、途中でやめないことです。
毎日できなくても構いません。
週に1回でも、月に数回でも、自分のペースで続けていけば、その積み重ねは必ず力になります。
上達には近道もあります。
しかし、それ以上に大切なのは、長く続けることです。
私は、最後に大きく成長する人とは、「一番速く走った人」ではなく、「最後まで歩き続けた人」なのだと思っています。