2026年7月13日月曜日

私が3DCGに夢中になったきっかけ

「3DCGをやっていました」と話すことがありますが、実際には始めてから夢中になるまでには少し時間がかかりました。

3DCGを始めたのは約30年前です。ただ、本格的に取り組むようになったのは25年ほど前だったと思います。

最初の4〜5年間は、正直なところ「3DCGはあまり面白くない」と感じていました。当時のパソコンは性能が低く、快適に3D制作ができる環境ではありませんでした。使っていたソフトも操作が難しく、とても使いやすいとは言えませんでした。

それでも、ある日「自分が作ってみたい女の子」を3Dで表現してみようと思い立ちました。

当時はソフトの操作も十分に理解しておらず、ほとんど手探りの状態でした。特に曲線を作る作業には苦労し、何度も試行錯誤を繰り返しました。それでも少しずつ形になり、ついに作品が完成したのです。

完成した画像をレンダリングした瞬間のことは、今でもよく覚えています。

「自分が頭の中で思い描いていたものが、本当に形になった。」

その感動はとても大きく、知り合いにも見せたくなって作品を見てもらいました。

その瞬間、「3DCGってこんなに面白いものなんだ」という感覚が、自分の中に強く刻み込まれました。

そこからは完全に夢中になりました。

仕事から帰宅すると、毎日のように2〜3時間ほど3DCGを制作し、小さな作品でも必ず1枚レンダリングする生活を続けました。

もちろん、一つひとつの作品は決して大作ではありません。しかし、毎日作り続けることでソフトの使い方を自然と覚え、モデリングやライティング、レンダリングの技術も少しずつ身についていきました。

当時使っていたソフトは、どちらかというとCADに近い操作感で、決して初心者向けではありませんでした。それでも制作そのものが楽しく、毎日新しい発見がありました。

この頃は、まだ「アートとは何か」「美術とは何か」といったことはまったく考えていませんでした。

純粋に、「3Dで何かを作ること」が面白かったのです。

今回掲載した時計の画像は、それからずっと後、5〜6年ほど前に制作した作品です。

この頃には、できるだけ本物らしい質感やリアリティを表現することを目標に制作していました。

時計は一見シンプルに見えますが、細かな部品が多く、意外と複雑なモデリングが必要になります。しかし、長年3DCGを続けていたおかげで、以前なら苦労していた作業も比較的スムーズに作れるようになっていました。

振り返ってみると、3DCGは私にとって単なる趣味ではなく、ものづくりの楽しさを教えてくれた大切な存在でした。

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