2026年7月16日木曜日

絵を描くのにスクールは必要なのか?25年以上続けてきた僕の結論

 「絵を描くならスクールに通ったほうがいいのか?」

これは、これから絵を始めようと思っている人なら、一度は考えることではないでしょうか。

通信講座やオンラインスクール、専門学校、美術大学など、学べる場所はいろいろあります。

今回は、25年以上絵や3DCGに関わってきた僕自身の体験をもとに、このテーマについて話してみたいと思います。

僕はほとんど独学だった

僕は基本的に、誰かから本格的に絵を習った経験はありません。

ただ、一度だけ短期間、絵画教室に通ったことがあります。

そこでやっていたのは、ひたすら模写です。

先生から模写のやり方や、色の付け方などの基本を教えてもらい、見本の絵をそのまま描いていました。

でも当時の僕は、

「なんでこんなことをやるんだろう?」

と思っていました。

模写が上達につながるという意味も理解できていなかったので、正直、何を学んでいるのかよく分かっていませんでした。

今になって振り返ると、あれには意味があったんだなと思います。

20年以上続けた3DCG

その後は、ほとんど独学で3DCGの世界に入りました。

モデリングをして、レンダリングをして、作品を作る。

そんなことを20年以上続けてきました。

途中ではWEBデザイナーとして働き、デザインについても実践の中で学びました。

だから「勉強した」という感覚はあまりありません。

仕事や趣味として、作り続けているうちに自然と身についていった、という感じです。

現代アートを理解するまで5年くらいかかった

制作を続ける中で、ある疑問が生まれました。

「そもそも現代アートって何なんだろう?」

作品を作る以上、アートそのものを理解したいと思ったのです。

本を読んだり、作品を見たり、自分なりに考え続けました。

完全に理解できたとは言えませんが、「なんとなく分かってきた」と思えるまでに、おそらく5年くらいはかかりました。

これも誰かに教わったわけではなく、独学でした。

スクールは意味があるのか?

では、スクールは意味がないのでしょうか。

そんなことはありません。

基礎を学ぶという意味では、十分価値があると思います。

デッサンや色彩、構図など、基本を体系的に学べるのは大きなメリットです。

ただ、それだけで絵が上手くなるわけではありません。

スクールで教えてくれるのは、あくまで「基礎」です。

その先にある、

  • 何を描きたいのか
  • どんな作品を作りたいのか
  • 自分らしい表現とは何か

こういったことは、自分で見つけるしかありません。

先生が答えを教えてくれるものではないと思います。

高額なスクールに通えば成功するわけではない

最近は、かなり高額なオンラインスクールや専門講座もあります。

もちろん、良い先生に出会えれば学べることは多いでしょう。

でも、高いお金を払ったからといって、必ず上達するわけではありません。

専門学校や美術大学も同じです。

卒業したという実績や肩書きは得られるかもしれません。

就職ではプラスになることもあるでしょう。

しかし、それと絵が上手くなることは、また別の話だと思います。

結局は自分で描き続けるしかない

僕自身、ここまで来るのに25年くらいかかりました。

絵画教室に通ったこともありました。

3DCGを続け、WEBデザインを経験し、現代アートについて何年も考えました。

振り返れば、とても長い時間です。

でも、不思議なことに「無駄だった」と思ったことは一度もありません。

なぜなら、好きでやっていたからです。

努力しているという感覚もありませんでした。

興味があることを続けていたら、少しずつ理解できるようになった。

ただ、それだけです。

僕の結論

もし基礎を効率よく学びたいなら、スクールに通う価値はあると思います。

でも、本当に上達したいなら、最後は自分で描き続けるしかありません。

どれだけ良い先生がいても、自分の代わりに作品を作ってくれるわけではありません。

何を表現したいのか。

どんな作品を残したいのか。

その答えは、自分自身の中にしかありません。

だから僕は、スクールは「スタート地点を助けてくれる場所」ではあっても、「ゴールまで連れて行ってくれる場所」ではないと思っています。

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