最近、SNSを見ていると「会社を辞めてフリーで働きたい」という人をよく見かけます。
私は20年以上フリーで活動してきました。その経験から言うと、フリーランスとして成功するために一番大切なのは、スキルや才能だけではありません。
生活を維持できる環境があるかどうかです。
フリーランスは収入が安定しない
フリーで働く以上、収入は常に変動します。
仕事がたくさんある月もあれば、ほとんど収入がない月もあります。
これはどれだけ実力があっても避けられないことで、市場の状況や景気、タイミングにも大きく左右されます。
だから、「毎月決まった給料が入る」という会社員とは、根本的に違う働き方なのです。
収入がゼロでも生活できる環境が必要
私が一番重要だと思うのは、収入がほとんどない時期でも生活できる環境を作っておくことです。
例えば、
十分な貯蓄がある
実家で暮らしていて生活費を抑えられる
固定費が少ない生活をしている
こうした環境があると、収入がない時期でも慌てずに活動を続けることができます。
逆に、毎月20万円の生活費が必ず必要な人が、数か月ほとんど収入を得られなかったらどうなるでしょうか。
借金をするか、貯金を使い切るか、結局は会社に就職するしかなくなってしまいます。
フリーを辞める理由は「才能」ではない
フリーランスを辞める人は少なくありません。
でも、その理由は「才能がなかった」からではなく、生活が続けられなくなったからというケースが多いのではないかと思います。
生活費を払えなければ、働き方を選ぶ余裕はなくなります。
その結果、「やっぱり会社で働こう」という選択になるのは、ごく自然なことです。
もちろん、それは決して悪いことではありません。
ただ、現実として「フリーを続けられる環境」がなければ、活動そのものを継続することが難しいのです。
稼ぐ力だけでは解決できない
よく「フリーランスは稼げるかどうかがすべて」と言われます。
もちろん収入を増やす努力は大切です。
しかし私は、それ以上に収入がなくても一定期間は生活できる環境を整えておくことが重要だと考えています。
フリーランスの収入は常に不安定です。
「もっと稼げばいい」という話だけでは解決できません。
だからこそ、貯蓄や生活コストの見直しなど、収入以外の部分で安定を作っておくことが、長く活動を続けるための土台になります。
20年以上フリーで活動して思うこと
私自身、20年以上フリーで活動を続けてきました。
その中で実感したのは、フリーランスに必要なのは「毎月必ず稼ぐ力」だけではないということです。
むしろ、仕事がない時期でも焦らず活動を続けられる環境があることの方が大切だと感じています。
フリーランスは自由な働き方ですが、その自由を支えているのは、実は現実的なお金の問題です。
だから私は、「フリーになりたい」と考えている人ほど、まずは生活を支えられる環境づくりを考えてほしいと思っています。
それが、長くフリーランスとして活動を続けるための一番の土台になると、私は考えています。