最近、僕がよく遊んでいるゲームに「ファイナルラップ」というレースゲームがある。
もともとはゲームセンターにあったアーケードゲームなんだけど、その後家庭用ゲーム機にも移植されて、今はそれを遊んでいる。
このゲーム、今やってもかなり面白い。
もちろんレースゲームとして普通に楽しいんだけど、僕が特に惹かれているのは、「見た目の美しさ」なんだと思う。
今の最新のレースゲームって、ほとんどがリアルな3Dポリゴンで作られている。
映像も本当に綺麗だし、実写に近いレベルになっている。
でも、不思議なことに、そういう最新のレースゲームには、あまり深くのめり込めない。
それよりも、「ファイナルラップ」のような昔のグラフィックの方が、なぜか魅力を感じる。
このゲームは、完全な3Dではない。
基本は2Dグラフィックなんだけど、「3Dっぽく見せようとしている」表現になっている。
そこがすごく面白い。
本物の3Dではないからこそ、逆に「立体感を表現しようとしている工夫」が見えて、その表現自体が美しく感じる。
ある意味、“架空の3D”なんだよね。
限られた技術の中で、「どうやって立体に見せるか」を考えて作られている。
だから単なるリアルさとは違う、独特の魅力がある。
今の3Dレースゲームは、どちらかというと「シミュレーター」に近いと思う。
実際の車の挙動を再現して、リアルに運転する方向へ進化している。
でも、「ファイナルラップ」のような昔のレースゲームは、もっと純粋に“ゲーム”なんだと思う。
現実を再現するというより、「遊びとして気持ちいいか」が重視されている。
だから、最新のシミュレーター系レースゲームとは、面白さの種類が違う。
シンプルなんだけど、ゲームとして成立している感覚が強い。
そして、このゲームが当時すごかったのは、ゲーム性だけじゃない。
ゲームセンターでは、最大8人対戦ができた。
8台の筐体を通信でつないで、8人が同時にリアルタイム対戦できたんだ。
今のオンラインゲームの時代から見ると普通に感じるかもしれないけど、当時としてはかなり画期的だった。
実際に同じ空間で、8人が同時にレースをして盛り上がる。
あの体験は、当時かなりインパクトがあったと思う。
だから「ファイナルラップ」は、単なるレースゲームというより、“時代の熱気”も含めて記憶に残っているゲームなんだと思う。
でも、今の僕が惹かれているのは、やっぱりあの独特な映像表現なんだよね。
完全なリアルではない。
でも、「リアルに見せようとしている表現」がある。
その不完全さというか、技術と表現の間にある独特の美しさが、今見ると逆に新鮮で、とても綺麗に感じる。