昔バックアップしていた画像を見返していたら、以前に作っていた実験的なRPGの画面が出てきた。
これは、いわゆる「BASICシミュレーター」のようなツールを使って制作していたもので、本格的なゲームエンジンとはかなり違う、かなりシンプルな環境だった。そんな環境で、無理やりオープンワールド風のRPGを作ろうとしていた。
結局、完成までは至らなかったのだけど、当時かなり苦労していたのを思い出した。
一番大変だったのは、背景のスクロール処理だった。
そもそもそのツールには、4方向スクロールの機能が存在しない。だからプログラムでマップのマスを一つずつ動かし、疑似的にスクロールしている。かなり力技で実装していたので、処理負荷がものすごく重かった。実際、ゲーム全体の処理の大半を、そのスクロールだけで使っていたような状態だったと思う。
一応、敵も登場する。
ただし敵は動かず、地面に固定されているだけで、それを倒していくような形だった。倒しても経験値が入るわけでもなく、レベルアップもない。そこまでシステムを作り込めていなかった。
それでも、自分の中では「背景生成」がこのゲーム最大の特徴だった。
マップは自動生成される仕組みになっていて、どこまでも新しい地形が続いていく。いわゆるオープンワールドっぽいことをやりたかったのだと思う。
ただ、実際に動かしてみると、完全に新しい景色が出てくるわけではなく、どうしても似たようなパターンが繰り返される。ランダム生成ではあるものの、プレイしているうちに単調さが出てきて、だんだん飽きてしまう部分もあった。
やはりRPGというのは、背景だけでは成立しない。
ストーリー、レベルシステム、アイテム、武器、成長要素、敵のバリエーションなど、さまざまな要素が組み合わさって初めてゲームとして成立する。改めて考えると、RPGは制作コストが非常に高いジャンルだと思う。
そして、本格的なものを作ろうとすると、そもそも使っているツール自体にも限界がある。
だから途中で、「これ以上作っても中途半端になるかもしれない」と感じて、制作を止めたのだと思う。
それでも、
「背景を生成しながら4方向にスクロールできる」
「敵が出現する」
というところまでは形にできたので、当時としてはかなり頑張っていた気がする。
今見ると未完成そのものなのだけど、逆に、その試行錯誤していた感じが少し面白かった。