2026年5月5日火曜日

将棋ゲームを作ってみて思ったこと

 僕は別に、将棋が特別好きというわけではない。

毎日将棋を指しているわけでもないし、「どうしても将棋ゲームを作りたい」と思っていたわけでもなかった。

それでも将棋ゲームを作った理由は、単純に「難しそうだったから」だ。

去年あたり、「バイブコーディング」という言葉がかなり流行っていた。
コンピュータを使いながらコードを書いたり、勢いでアプリやゲームを作ったりする流れだ。

それを見て、「自分も何か挑戦してみたい」と思った。

でも、簡単なゲームを作っても面白くない。
平面的で単純なゲームなら、ある程度は誰でも作れる。

だったら、もっと難しそうなものをやってみようと思った。
そこで頭に浮かんだのが将棋だった。

将棋は“考え方”が難しい

実際に作り始めてみると、やっぱり将棋は難しい。

将棋そのものも難しいし、「コンピューターにどう考えさせるか」が特に難しかった。

人間なら感覚的に「この手が良さそう」と考えるけれど、コンピューターにはそれがない。
だから、盤面を点数化していく必要がある。

簡単に言えば、

  • 駒を取ればプラス

  • 有利な位置に駒があればプラス

  • 相手に取られそうならマイナス

みたいな感じで、盤面全体をスコアとして計算していく。

そして、「どの手を打てば最終的に一番スコアが高くなるか」を選び続ける。

要するに、コンピューターは“勝ちたい”というより、「より有利な状態」を探し続けている感じなんだと思う。

先を読むほど強くなる

将棋ゲームでは、「何手先まで読むか」がかなり重要になる。

プロ棋士だと、30手先くらいまで考えているとも言われるけれど、コンピューターでそれをやろうとすると、計算量が膨大になる。

理想的には10手くらい先まで読めるとかなり強くなるらしい。
でも、それを実現するには相当な計算能力が必要になる。

僕が作った将棋ゲームは、もちろんそこまで強いわけじゃない。

でも、作りながら、

「将棋って、“どうやって勝つか”というより、“どうすれば少しでも有利になるか”を積み重ねるゲームなんだな」

という感覚は少しわかった気がする。

作ることと、強くなることは別

ただ、将棋ゲームを作ったからといって、自分が将棋で強くなるわけではない。

ルールや考え方のヒントにはなる。
でも、実際に上達するには、何度も対局して、基本を繰り返して覚えていくしかないんだと思う。

ゲームを作ることと、実際に将棋が強いことは、また別の能力なんだろう。

僕自身、将棋はそんなに上手いわけじゃない。
それでも、なんとなく“それっぽいもの”は作れた。

それはそれで面白かった。

一番こだわったのはグラフィック

ただ、正直に言うと、僕は将棋の中身そのものより、グラフィックの方にかなり力を入れていた。

もちろんゲーム性も大事なんだけど、見た目が良いと、それだけで「ちゃんとしてる感じ」が出る。

個人的には、そこがかなり重要だった。

だから実際には、ゲームのロジックよりも、グラフィックを作り直している時間の方が長かった気がする。

細かい部分を何回も修正して、何度も作り直した。

たぶん、普通の人はそこまで気づかない。
でも、自分の中ではかなりこだわっていた部分だった。

なんというか、その辺りはすごく“自分らしい”気がする。


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